目次

第一席　高木山城守大鹽平八郎を吟味與力に取立つる事、并に平八郎初調べの事/2

第二席　獻上煙草紛失取調べの事、并に雪駄直しの佐吉義侠の事/24

第三席　奇賊尼ヶ崎庄九郎の事、并に大鹽平八郎庄九郎を召捕る事/45

第四席　十兩の煎藥が百兩になる事、并に平八郎瓢箪捌きの事/63

第五席　八坂の巫女豊田貢呉服屋の娘を蘇生さする事、并に大鹽平八郎邪法を發かんと苦心の事/84

第六席　鼈甲の笄が竹箆になる事、并に京都町奉行の手にて豊田貢召捕の事/104

第七席　大鹽平八郎豊田貢の捌きを引受ける事、并に豊田貢平八郎を説破る事/121

第八席　仲間軍助貢の秘密を平八郎に告げる事、并に平八郎腐れ止の洗ひ藥を以て貢を取押へる事/141

第九席　東寺町化寺の事、并に御用聞傘屋繁藏惡事の事/163

第十席　大鹽幽靈捌きの事、并に平八郎與力辭職の事/180

第十一席　大鹽藏書を賣て貧民を救ふ事、并に平八郎鴻池に貧民救助を勸誘する事/202

第十二席　鴻池の手代平八郎に救米の件を斷る事、并に増田軍治等四名兄弟の義を結ぶ事/224

第十三席　平八郎の一揆隱謀露顯の事、并に瀬田小泉の兩人切死の事/244

第十四席　宇津木敬次大鹽に死諫する事、并に穢多兩人力士濱碇を撲殺する事/261

第十五席　穢多兩人白犬に噛倒される事、并に平八郎の活眼力士殺しを看破る事/275

第十六席　大關磯ヶ濱働きの事、并に漁師六藏小僧の淺吉に打殺される事/289

第十七席　角太郎出家して辨慶の再來と噂さるる事、并に出家豪角力士岩木山を投殺す事/312

第十八席　角太郎背中に磐若の面を彫る事、并に角太郎城代の仲間を懲す事/334

第十九席　平八郎城代屋敷へ乘込んで仲間全部を召捕る事、并に城代家老大鹽宅へ訪れて内濟を頼む事/355

第二十席　大鹽方の參謀梅田源右衛門討死の事、并に早川一角櫻井武左衛門果し合の事/369

第二十一席　櫻井造酒仇討本懷の事、并に大鹽平八郎盡力の事/385

第二十二席　平八郎山賊を助ける事、并に旅僧守道大鹽の身代りとなつて戰死の事/407

第二十三席　庄司儀左衛門戰死の事、并に宮脇志摩の母自殺して伜を勵ます事/426

第二十四席　同心近藤梶五郎乞食に扮して遁れる事、并に梶五郎自殺の事/445

第二十五席　大鹽父子更沙屋五郎兵衛方に隱れる事、并に大鹽父子生害の事/465