書牘

花見にゆかんとて人をさそひにやるふみ　藤井高尚

六月人の◇とより◇をおこせたるに　村田春海

◇子へのかへし　賀茂真淵

久米子にこたふる書　加藤千蔭

◇のあした友たちのもとにいひやる書になぞらへてかけるふみ　本居宣長

賀茂季◇にこたふる詞　富士谷成章

上田秋成にこたふる文　加藤宇万伎

中里常岳のとひけることに答へたる詞　本居宣長

稲毛直道におくれる書　村田春海

松平周防守殿の許に江戸にまゆらせけるせうそこ文　本居宣長

賛銘

楠正成か伝の賛　下河連長流

大同竹筆管銘　伴蒿蹊

挿花◇賛　加藤景範

人のもとめによりてひさごに書遣る詞　荒木田久老

◇水頌　秋山光彪

伝

白痴子伝　伴蒿蹊

碑

村田春郷墓碑　賀茂真淵

倭文子か墓の石にかきつけたる　賀茂真淵

足水翁墓碑　村田春海

市川玉樹か碑詞　竹村茂雄

天神の森にたてたる碑の詞　本居宣長

駿河国安倍郡木枯森八幡社前碑　本居宣長

書後題跋

語意考跋　賀茂真淵

荷田在満家◇合跋　賀茂真淵

奥平大膳大夫源昌男主の◇巻のおくに書そへたる詞　本居宣長

杉のしつ枝のおくにかきつけたる　伴蒿蹊

千年筐の跋　村田春海

万葉住調跋　村田春海

仏跡をほむる◇の碑の跋　村田春海

松の前葉のはしかき　藤井高尚

県居の大人の小瓶の記の後書　竹村茂雄

父六十賀の◇巻のおくにしるしたる　竹村茂雄

柿本大人の御像の絵にしるせる詞　賀茂真淵

題竜門鯉図　伴蒿蹊

秋の山水のうたに　藤井高尚

ひとつの◇◇くすのたるに時たふる　藤井高尚

祭文

拝薬神詞　本居宣長

告田中道麻呂の霊詞　本居宣長

祭芳宜園大人墓文　村田春海

雑

江間塚神社棟札　竹村茂雄

御さとの文あき人明学堂なる額といふものに