目次

第一章　わが国における労使関係の特質

p1

I　労使関係における日本的なもの

p1

一　「長期雇用」の意味するもの

p1

二　大企業と中小企業と

p5

三　「長期雇用」下の従業員組合

p8

II　労使関係における戦前・戦後

p11

一　旧い日本の労使関係

p11

二　「長期雇用」のはじまり

p13

三　労働市場を把握したのは誰か

p16

III　「長期雇用」を支えるもの

p18

一　「年功賃金」というもの

p18

二　企業内福利施設の役割

p21

三　常用工と臨時工と

p24

第二章　大工場労働市場の変貌

p27

問題の所在

p27

I　工業労働力「給源」の変化

p30

一　工業労働力「給源」の特性

p30

二　工業労働力の供給源としての農民層の地位の低下

p35

三　成長産業から閉めだされた農村過剰労働力のゆくえ

p44

四　高まった新規学卒者への期待

p48

II　経営内労働力編成の弛緩と動揺

p57

一　学歴差別に支えられた経営内身分制の崩壊

p57

二　職場の年功序列の解体と再編成

p63

三　深まった世代間の溝

p70

第三章　経営の合理化と労務管理

p79

I　「経営革新」の原因と結果

p79

一　経営を革新するもの―その一　労働組合―

p79

二　経営を革新するもの―その二　技術革新―

p83

三　「経営合理化」の特異な性格

p103

II　新しい労務管理の展開

p123

一　労務管理の新しい役割

p123

二　搾取と従属の強化

p131

第四章　経営者意識と労使関係

p167

I　何を問題とするか

p167

II　経営者意識の展開と労資協議制

p170

一　経営者意識展開の概観

p170

二　生産管理闘争と経営者意識の自覚

p172

三　経営協議会の三分化と経営者意識の昂揚

p183

四　労使協議制の確立と経営者意識の近代化

p193

III　労使協議制の現状と労働運動

p203

一　労使協議制の現状

p203

二　労使協議制と「構造的改革」―結びにかえて―

p211

第五章　中小企業の労使関係

p215

I　戦後中小企業の合理化

p215

一　日本型合理化の戦後展開

p215

二　中小企業の再編と下請制―系列化

p220

II　中小企業における労務管理の展開

p230

一　中小経営者の系譜と性格

p231

二　労務管理近代化とその制約

p239

III　中小企業労使関係の特質と近代化

p248

一　中小企業労使関係の特質

p248

二　企業合理化―体質改善と労使関係

p254

三　近代化をめぐる背景―（結び）

p259