もくじ

I　映画のなかから

映画と夫婦

p11

映画と女性

p14

映画のなかの人妻

p16

映画に出てくる母と子

p23

II　映画のなかの夫婦たち

きれいな別れ方 『ジェット機M７号』

p29

愛情から生れる幸福 『人生模様』

p31

涙もよおす美しさ 『君に捧げし命なりせば』

p33

平凡な〝まあ〟満足な二人 『東京物語』

p34

猫に嫉妬する妻 『七つの大罪』

p36

偽れる愛情の表現 『愛欲の裁き』

p38

愛情で清める過去 『罪ある女』

p40

二組の夫婦が味あう夢と現実 『雨月物語』

p42

平凡で幸福な嫁 『夜明け前』

p44

好もしいが歯がゆい 『サラリーマンの歌』

p45

これは愛情ではない 『白魚』

p47

肉体に溺れては不安は去らぬ 『或る女』

p49

素直で可憐な性格 『アンリェットの巴里祭』

p51

別れた夫にも嫉妬と愛情 『女性よ永遠に』

p52

幸福をもたらす信頼 『この広い空の何処かに』

p54

物わかりのいい奥さん 『母の初恋』

p56

勝手な夢を追う女の弱さ 『しのび逢い』

p58

恋人も夫も信じ得ぬ悲劇 『たそがれの女心』

p60

古い習慣に悩む若妻 『巨象の道』

p62

職場に抱く愛着 『長い灰色の線』

p63

戦争が生んだ愛の悲しみ 『想い出』

p65

冒険心はいまも同じ 『ユリシーズ』

p67

転落は社会の罪か 『私の罪ではない』

p69

芸術家の結婚 『ラプソデイ』

p71

激しい中年の恋心は悲し 『黄昏』

p74

III　愛情のありかた

結婚している人の恋愛

p83

老いらくの恋ということ

p85

恋を恋するということ

p87

一番高い友情

p89

結婚しても真の友情は保てるか

p90

悲劇を愛する心

p93

『零号』について

p97

男の生活力

p105

得体の知れない商才

物を買う力

コーヒー代の移り変り

呼吸の出来る人と

世の男というものについて

p114

男はロマンティストか

「男性的」という言葉

女はインケンか

エクスパートはみな男

「いやなこと」のもとは男

男は一人でやかましい

どちらが誠実か

男は封建的である

大人であり赤ん坊でもある男

現代亭主読本

p125

夫は妻と語るべし

てれずに愛情を示せ

女房を美しくするのは亭主の責任

安いサラリーと愛情

p129

共稼ぎの妻の食事

p132

夫の留守の時間

p134

知らなかった夫の性格

p136

夫の友人

p139

虚栄心

p141

男の噓と女の噓

p144

どういう時に女性は「イヤヨ」というのであろうか

p151

美しいものを吸収する心

p156

ティーンエージャーの幸福

あとがき

p163