標題

目次

第一部　農業生産の基礎構造

序章　資本主義と農業構造/3

一　農業における資本主義の發達/3

二　日本資本主義と農業構造/19

第一章　「本邦小作慣行」の主要内容とその特質/25

第一節　小作慣行の特質/30

一　小作料の量および率/30

二　小作料の減免慣行/46

三　小作料の質について/63

四　小作慣行に附隨する小作人の勞力負擔/68

第二節　農業の經營形態と小作慣行/77

一　地主經營と小作地經營、名子制度における賦役/77

二　地主經營と名子賦役の變化/86

三　名子制度より刈分小作への移行/101

四　刈分小作について/121

五　「小作慣行」の生成/152

附論　宮城縣における「ほまち田」慣行について/155

一　はしがき/155

二　資料/156

三・四・五　分析/172

第二章　農業勞働の組織/190

第一節　家族勞働と雇傭勞働/190

一　農業勞働における家族勞働/190

二　農業經營の規模と家族勞働および雇傭勞働/196

三　雇傭勞働における二つの範疇/214

四　雇傭勞働と被傭勞働/218

附論　東北農村における年雇の勞働形態/222

第二節　農業勞働の協同組織/245

一　「ゆひ」および「むら仕事」/246

一　問題の提起/246

二　「ゆひ」による協同勞働組織の態樣/251

三　「ゆひ」の本質および「ゆひ」と「むら仕事」/265

四　「ゆひ」の解體/270

二　共同作業/273

一　共同作業の發達（一）/273

二　共同作業の發達（二）/283

三　共同作業の成立の地盤とその性格/289

四　共同作業の諸矛盾/317

第三章　農家經濟の構造/327

第一節　「過小農制」と地主的土地所有/327

一　地主的土地所有のもとにおける農民層の分解/327

二　「過小農制」における小商品生産者への志向と「兼業性」の内在/336

第二節　專業農家と兼業農家/343

一　農家勞働の分割/343

一　農家構成の變化/343

二　兼業農家の内容/352

三　「兼業性」の構造/359

二　副業および兼業の經營形態/364

一　副業および兼業の形態/364

二　問屋制家内勞働の典型としての農家の「賃機」について/370

三　いはゆる「農村工業」について/379

三　とくに、いはゆる「職工農家」について/381

一　賃勞働兼業の典型としての「職工農家」/381

二　規模別・自小作別考察/383

三・四・五　「職工農家」への轉出の條件・「職工農家」の「遺産」/400

第四章　日本農業における階級構成/425

一　問題と分析の視點/425

二　地主經營の態樣/426

三　農民經營の分解/437

四　農民經營の近代的發展のための諸條件/446