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明治文学名著全集 第9篇

明治文学名著全集 第9篇

著者
菊亭, 香水, 1858-1942
原本の出版者
東京堂
原本の出版年月日
大正15
製作者
国立国会図書館

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資料詳細

内容細目:

世路日記 : 惨風悲雨(提供元: 国立国会図書館デジタルコレクション)

書誌情報

資料種別
図書
タイトル
明治文学名著全集
タイトルよみ
メイジ ブンガク メイチョ ゼンシュウ
巻次・部編番号
第9篇
出版事項
出版年月日等
大正15
出版年(W3CDTF)
1926
数量
146p ; 19cm
並列タイトル等
世路日記 : 惨風悲雨
出版地(国名コード)
JP
本文の言語コード
jpn
NDC
対象利用者
一般
国立国会図書館永続的識別子
info:ndljp/pid/1021069
コレクション(共通)
障害者向け資料
コレクション(障害者向け資料:レベル1)
コレクション(障害者向け資料:レベル2)
コレクション(個別)
国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 図書
製作年(W3CDTF)
2010-03-31
記録形式(IMT)
image/jp2
デジタル化資料送信
図書館・個人送信対象
請求記号
548-24
原資料(JPNO)
43055427
連携機関・データベース
国立国会図書館 : 国立国会図書館デジタルコレクション

目次

  • 標題

  • 目次

  • 第一回 萬緑枝頭紅一點 人を動かすの春色多きを須いず

  • 第二回 情を含んで暗に滴る千行の涙 是れ君を恨むに非ず是れ君を思ひてなり

  • 第三回 一枝の海棠雨餘の情 春風に吹かれて蕾將に發かんとす

  • 第四回 高才人の爲めに忌まるるを免れず 直道嘗て聞く世と疎なるを

  • 第五回 黄鶴翅を埀れて燕雀と同じうし 青松心有りて風霜に任す

  • 第六回 花は猛雨に璀かれて春苑空しく 月は行雲に掩はれて夜天慘し

  • 第七回 頤を支へて讀書幾たびか卷を掩ひ 情を含んで遙に意中の人を懷ふ

  • 第八回 書は斷えて碧天鴻杳々 夢は飛んで孤枕蝶悠々

  • 第九回 風流の才子才思多く 膓は斷つ蕭娘一紙の書

  • 第十回 壁に背くの一燈痩影を慘み 誰が家の雙杵ぞ新愁を動かす

  • 第十一回 榮枯窮り無きは浮世の習 悲歎一ならざるは人事の常

  • 第十二回 天道は滿つるを缺くと諺眞なる哉 請ふ見よ美人に薄命多し

  • 第十三回 區々の世評何ぞ論ずるに足らん 男兒別に青雲の志有り

  • 第十四回 涙痕は學ばず君恩の斷ゆるを 千行を拭却すれば更に萬行

  • 第十五回 世上説くを休めよ苦と樂と 人間の萬事は塞翁が馬

  • 第十六回 白雲任教春事の晩き 青天終に放れて月輪孤なり

  • 第十七回 人生は險阻艱難の裹 世事は悲歎感慨の中

  • 第十八回 一年の春色他郷に盡く 獨り東風に向つて涙衣を濕す

  • 第十九回 夢は到る別後三歳の郷 月は照らす五更覉窓の上

  • 第二十回 遊子の離魂隴上の花 風飄り浪捲きて天涯を遶る

  • 第二十一回 昨夜共に語る覉窓の下 今朝空しく收む遺稿の書

  • 第二十二回 痴蝶痴を逞うして痴彌痴に 狂蜂狂を忘れて狂益狂なり

  • 第二十三回 蟻螻初めて驚く雲雨の後 蚊龍已に去つて池中空し

  • 第二十四回 恨は積雪と滋深く 憂は慘雲に似て凝つて未だ開かず

  • 第二十五回 乍ち暖柳條氣力無く 淡晴の花影分明ならず

  • 第二十六回 至險は山に非ず也海に非ず 惟知る人世行路の中

  • 第二十七回 愁心花と相係はらず 偏に花時に到つて愁更に縈し

  • 第二十八回 語を寄す陽和もし意あらば 妨げず寒谷與に先づ回るを

  • 第二十九回 志を合せ意を同じうすれば利金を斷つ 咲ふ他の貧富の交情を定むるを

  • 第三十回 客路の浮世兩ながら寄るが如し 萬重の浪裹に一浮萍

  • 第三十一回 傍人の爲に羞ぢて起たず 郎の爲に憔悴却て郎に羞づ

  • 第三十二回 數行の感涙書燈の下 一點の愁眉孤亭の裡

  • 第三十三回 孝子多年天涯の苦 今日墓前數行の涙

  • 第三十四回 人生幾回か往亊を傷む 山形舊に依りて寒流に枕む

  • 第三十五回 心に風月を期す興淺からず 面り溪山に對して佳餘りあり

  • 第三十六回 今夜月圓にして花好き處 昔年花病み月虧くるの時

  • 第三十七回 遂に絲蘿を結んで山海固く 永く琴瑟を諧へて天地長し